今年も大いに盛り上がる

第七回関西長崎ふるさと祭りin関西が十一月三日大阪市旭区の淀川河川公園で開催された。主催者側の発表によると八百名が参加、この日は絶好の秋晴れで多くの来場者が詰めかけ、「焼酎を二本取っておいてくれ昨年飲んだが旨かった」とか「塩辛はないのか」などまだ商品を並べる前から物産コーナーに来られたり、恒例のサザエの壺焼きの引換券を求めるのに長蛇の列で干物とともに三百枚用意したのが僅か一時間で終了した。中には「チラシを見て壱岐に行ってきたとか、壱岐に行きたいがと説明を求めたり、明後日から壱岐に行くが観光パンフレットないか」と言われる男性も来られ、少しずつではあるが効果が出ているのが嬉しかった。開会のセレモニーに壱岐から山本県議会議員が朝一番の飛行機で駆け付けて下さり壱岐の会のスタッフにも激励して下さった。壱岐市酒造組合提供の焼酎試飲コーナーも恒例となり、プログラムに「車でお越しの方は試飲をお控え下さい」と入れるような盛況振り、壱岐コーナーは一番の人気に定着してしまった。又勝本出身の滝山氏の凧つくり体験のテントも子供が詰めかけ三人で対応していたが休む事も出来ない有様、作ると早速飛ばし喜んでいた。各会のテントの裏にはブルーシートを敷いて車座になり食事を持ち込んでまるで昔の壱岐の風物詩にあった「花散らし」を思い出すような雰囲気で、今年も東海壱岐の会の会員が参加してくれ、「数十年振りに会えた」と抱き合って喜ぶなど年齢には関係なくふるさとを愛する壱州人の気持は皆同じで新しい参加者も増え昔話で盛り上がっていた。
この会も七回目ともなると各会も年々趣向を凝らしているが、何と言っても壱岐はテントも二張りでスタッフ、動員数、集客数も第一回目より群を抜いてその存在は目立っており、役員のやる気はいまだに健在である。これも地元壱岐の各界の方々の物心両面でのご支援があってのことと感謝してやまない。

                    関西壱岐の会
                       副会長     目良恒郎