友好都市を結んだ兵庫県朝来市に有る、道の駅「但馬まほろば」に壱岐の物産品ブースを新設するために関西壱岐の会の長田理事が何度も足を運び、やっと完成したとの事で齊籐肇会長をはじめ役員六名で急遽現地視察に行った。この道の駅は最近有名になり観光客が押しかけ入山制限を余儀なくされている和田山の「天空の城竹田城」に近く、城崎温泉や出石などの途中に有り観光客も必ず立ち寄るような場所でレストランや郷土館も併設された珍しい道の駅で、地元の農家が朝収穫した農作物や土産品も販売しているが、この一角にニメートル以上もあろうかという鬼凧を掲げ「長崎県壱岐の島」と書かれた布が巻かれた壱岐ブースがある。通常の道の駅ではその地の物産品の販売が目的であるが「あれ‼何でこんな所に長崎県、それも壱岐の島の物を‼」と疑問を持つ、故にその効果が非常にあるのではないか。並べられている商品は焼酎に海産物、パンフレットや壱岐の宣伝ポスターを掲示し将来的には壱岐のビデオを流す予定と言う、地元の人達は壱岐と旧和田山町の関係を知っている人も居られるがこの店は観光客が多いのでそれだけ宣伝効果が期待される。又販売物も日本酒はあるが焼酎はなく、海も遠いので海産物はほとんど無く競合する品がないのも幸いである。郷土館でも一支国博物館の宣伝ポスターを又オリジナルグッズの販売もしてくれている。二月二十一日まで大阪府弥生文化博物館で開催されている「海の王都原の辻遺跡と壱岐の至宝」のポスターの掲示もお願いした。店員に聞くと「よく売れていますよ、まとめ買いされる方もいます」との事、壱岐にとってはこのような但馬の地で宣伝出来、しかも物産品も売れるという有り難い場所である。この事が縁で壱岐の会との交流が深めて行くつもりである。
関西壱岐の会 副会長 目良恒郎